2015年12月29日

『トーマス・マン全集 決定版』のイチャモンコメントに反論す

 『トーマス・マン全集 決定版』にネガティブコメントが付いたので、反論することにした。こういう○○なコメントは無視するのがいいと思っているが、低俗な視点でしかものを考えられない相手にはカウンターも必要ではないかと思うようになった。こういう手合いには電子書籍をダウンロードしてもらわなくてもよい。姿勢をはっきりすることにした。


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2015年12月16日

二十世紀鉄仮面(小栗虫太郎)その6 第一篇 豪華船を追うて 3

−− 承前 −−

 そして、それから、戸棚と云わず、花瓶や長押の中までも調べたけれど、遂に二枚の封書は発見されなかった。
「一体法水、これからどうするつもりなんだ。間抜け面を、この紙に残して、おめおめとこの儘帰るつもりか。まず、ともかく落着くことだよ」
 と彼が、苦笑を洩らしたとき、さっき階段の上で見た、張り反古葛籠を思い出した。もしやしたら、あの中に張り隠されているのではないか──そう思うと、彼は危険を忘れてそのまま二階に上って行った。
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2015年12月13日

二十世紀鉄仮面(小栗虫太郎)その5 第一篇 豪華船を追うて 2

−− 承前 −−

 それは、奇怪にも、人間の智恵では、到底推し測れぬ不可思議なことであった。宛名から内容までそっくり同じなものが、二枚揃って彼の眼前に現われた。
 しかも、瞳を定めて、なお詳しく調べてみると、意外なことに、その二つの日付がちがっている。一つはまさしく、熊城から受け取ったそれに違いないが、もう一つの方は、同じ漢堡でも、一九一八年十二月四日の日付であった。
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2015年12月12日

二十世紀鉄仮面(小栗虫太郎)その4 第一篇 豪華船を追うて 1

   一、影だけの女
 
 その夜は、楽堂の灯をじっとりと包んで、細かい茶色の雨が降っていた。楽堂には、芥川稲子と大津賀十郎の二人が組んで、あの空前の一対と云われる、二重唱会が催されることになっていた。
 ところが、入口で、濡れた外套を脱いでいると、かねて見知り越しの支配人が、ポンと法水の肩を叩いた。
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2015年12月09日

二十世紀鉄仮面(小栗虫太郎)その3 序篇 死の都 3

−− 承前 −−

 検事は、吐息交りに、そっと呟いた。
「ああ、いよいよ茂木根か……」
 その声音には、どこか、臆病な犬の、それに似たものがあった。
 いどみ掛ろうとしたのが、急に、相手の強大に怯えて尻尾を捲く、あれであった。到底及びあきらめにじもつかない──そう云った、弱々しい断念の色が、検事の顔にも滲み出ている。
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2015年12月08日

『海野十三全集 決定版』申請しました

 海野十三の全集『海野十三全集 決定版』ですが、完成しました。昨日、KDPに申請して数時間で審査を通過しました。審査の通過まではたいてい半日くらいかかるのですが、審査が早くなったのか、甘くなったのか分りませんが、すこしびっくりです。オリジナルで追加した作品を含めて全部で176作品を収録しています。


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2015年12月07日

二十世紀鉄仮面(小栗虫太郎)その2 序篇 死の都 2

−− 承前 −−

 一九三×年四月二十一日の払暁頃──。
 白みかかったが、まだなお深々と蒼い空、地上は暗く、葉末には、微かに黎明の戦慄が顫えていた。空には、星と交わるような、雲雀がただ一羽、しかも、小さなその一点に、ちょうど止まり木とも見える一群の煙突があった。
 地平線に近い、東の空の閃く暁の明星の下に、黒いがっしりとしたものが蹲まっているのだ。
 曙は、まさにそこから始まろうとしている……。


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2015年12月06日

二十世紀鉄仮面(小栗虫太郎)その1 序篇 死の都 1

 小栗虫太郎の法水麟太郎シリーズの長編「二十世紀鉄仮面」の冒頭をお届けいたします。推理小説、探偵小説の枠を超えて、ジェームズ・ボンドばりのスパイアクションものの要素をふんだんに取り入れ、日本の軍需産業を牛耳る巨悪と戦う法水麟太郎をご堪能ください。


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posted by じん at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 小栗虫太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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