2016年06月27日

『谷崎潤一郎 作品集 全15作品+7』にアップデートしました

 「谷崎潤一郎 作品集」をアップデートしました。アップデートを重ねて、現在15作品と他の著者が谷崎潤一郎について語ったエッセイなどを7作品収録しています。概ね、青空文庫の作品ですが、デビュー作「刺青(しせい)」は新潮文庫版からテキストを書き起こして追加してあります。


 「刺青」は、刺青されたことで生き方を覚った女の話で、これぞ谷崎の原点だろうと思わせる作品でした。日本での刺青は江戸末期に花が咲いたもので、遠山の金さんの時代は少し早いようです。なお文中にある「古の暴君紂王の寵妃、末喜」は「妲己」の間違いで、「末喜」は夏王朝最後の王、桀王の寵妃です。


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 現在の収録作は

【谷崎潤一郎作品集】
・刺青(一九一〇年五月)
・少年(一九一〇年六月)
・幇間(一九一〇年六月)
・恐怖(一九一三年1月)
・途上(一九二〇年一月)
・三人法師(一九二九年一〇月)
・吉野葛(一九三一年一月)
・紀伊国狐憑漆掻語(一九三一年九月)
・覚海上人天狗になる事(一九三一年九月)
・盲目物語(一九三一年九月)
・蘆刈(一九三二年一一月)
・春琴抄(一九三三年六月)
・聞書抄 第二盲目物語[挿絵七二枚](一九三五年一月)
・大切な雰囲気 序(一九三六年一月)
・少将滋幹の母(一九四九年一一月)

で、同時期の作家が谷崎潤一郎に言及したエッセイや詩は

【谷崎潤一郎を語る(+7作品)】
・あの頃の自分の事 芥川龍之介(一九一九年一月)
・食物として 芥川龍之介(一九二七年四月)
・文芸的な、余りに文芸的な 芥川龍之介(一九二七年四月)
・谷崎潤一郎氏 芥川龍之介
・食べたり君よ 古川緑波
・牛鍋からすき焼へ 古川緑波
・谷崎潤一郎へ 小熊秀雄

として収録しています。

 新潮文庫版はすべて段落の行頭インデントがありません。谷崎潤一郎だから、段落の行頭インデントはすべてなしというのは、行き過ぎていると思いますけどね。作品によっては行頭インデントはあってもいいと思います。作者が意図して行頭インデントをなしにした作品はそうすべきでしょうけど、元原稿はどうなっているのでしょうか。

 アダルトコンテンツ指定にされた件はKDPにメールを送り解決しました。けっこうすったもんだして、KDP担当者の見識の低さ、理解力の欠如、配慮の不手際には驚きました。アマゾンといっても、審査担当者の中には、書籍の審査に向いていない人もいるでしょうし、それはそれで仕方がないかもしれません。

 もし、KDPの判断が間違っていると思えば、しつこく問い合わせて納得のいく返事をもらうまで粘ることも必要かもしれません。少なくとも48時間以内には返事を返すルールなので、時間はかかりますが、返事を無視する事はありません。何度でも問い合わせてみましょう。アダルトコンテンツ指定された経緯をすべて曝露したい気持ちは多少ありますが、それではあまりに大人げないので、また機会があったらこっそりとお話ししたいと思います。

 内容的にはテキスト化されていない作品も書き起こしたいのですが、いかんせん、今は江戸川乱歩の方が面白いので、そちらを優先しています。近いうちに「陰翳礼讃」「細雪 01 上巻」なども公開されるようですので、公開されたら速やかに追加する予定です。



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posted by じん at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 谷崎潤一郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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